札幌で一人暮らしするなら豊平区!住んではいけないのは…

札幌市―それは北海道の鼓動を刻む一番の大都会だ。地下鉄が轟音を立てながら、その脈動を伝えるのは札幌だけ。

都会の便利さが手の届く所にあるからこそ、札幌は生活しやすい場所として認識されている。仕事や学業のために地方から移り住む人々が一人暮らしを始めるのも、そのためだ。

 

札幌のひとり暮らしはまず出費が問題だ

一人暮らしとは、今までにない出費との戦いでもある。自分だけの食事、時々は友人との交際費、それに忘れてはならないのが貯金だ。そうしたことを考えると、計画的な経済活動が求められる。

そして、一人で全ての家事をするというのは、なかなかの試練となるだろう。だが、それは同時に自由な時間を手に入れるチャンスでもある。

一人で過ごす時間は、誰もが何を言おうとも、いつでも帰ればいいのだ。誰もあなたにガミガミと嫌味を言うことはない。

 

札幌で一人暮らしで住んではいけない区は・・・

札幌にはさまざまな区があり、それぞれが個性を放っている。中央区は繁華街が近い便利さがある反面、治安の問題は一人暮らしには頭の痛い話だ。

清田区は治安がいいが、地下鉄やJRの駅が近くにない不便さがつきまとう。一方で西区、白石区厚別区地下鉄東西線が通っていて便利だが、場所によっては治安が良くないと言われている。

新さっぽろは地下鉄の駅前が栄え、JR駅も近い利便さを持ち合わせているが、家賃がかなり高い。ひばりが丘は家賃が安いが、治安についての評判はあまり芳しくない。

また、東区は場所によって治安が良い一方で、地盤が弱く、胆振地震の際にはかなり揺れた地域だ。

 

札幌で一人暮らしするべきは豊平区

そんな中、私が一押しするのが豊平区だ。豊平区には大通駅に近い平岸や南平岸といった人気のエリアがある。

人気があるだけに家賃は高めだが、地下鉄に乗れば10分ほどで街中に出られるし、タクシーでも1500円ほどで街中への道を切り開ける。

ただし、一人暮らしにとって家賃は重大な出費だから、あまりにも無理はしない方がいい。自分の手の届く範囲の家賃が理想的だろう。しかしながら、人気のエリアにある部屋が狭すぎると、快適な生活を送るのは困難だ。

適度な広さと立地の良さを、じっくりと考えてみてほしい。

 

その観点から見ると、私が心からおすすめしたいのは豊平区の澄川だ。実際は南区だが、駅があるのはほぼ豊平区と言っていいだろう。

札幌市民には多少田舎に感じられるかもしれないが、それは都会の喧噪から離れた落ち着きとして受け取ってほしい。

澄川からさらに奥に進むと、南区の真駒内という古き良き住宅街が広がっていて、治安も良好だ。だが、もっと奥に進むと山が広がり、都会の雰囲気はほとんどない。そこは熊が出る可能性もあるので注意が必要だ。

 

それに対して澄川には地下鉄澄川駅があり、そこから15分程度で繁華街のすすきのや大通、さっぽろ駅に行くことができる。健康的な人なら自転車でも十分だろう。

飲みに行っても、タクシーで帰宅すれば2500円程度だ。そんな澄川の家賃は、高級住宅街の円山と比べると格段にリーズナブルだ。

 

澄川は治安も良く、ファミリー層が多い静かな場所だ。駅前にはスーパーや電気屋、病院、銀行もあるので、安心して生活できる。

地名に「水」がつく地域は地盤が悪いとされているが、澄川はその例外だ。地盤はしっかりしていると考えられているから、ここで安心して生活を始めることができるだろう。

 

札幌で一人暮らしを考えている方々に、この情報が少しでも参考になれば幸いだ。