札幌で熊と遭遇したらどうする?具体的な対処法まとめ

札幌でも、時々住宅街に迷い込んでくる熊・・・。

南区・真駒内周辺が多いですが、数年前には西区のイオンに侵入したり、2023年には江別や北広島でも出没しています。

 

ご存知でしたか?

熊は、あの大きな図体でとっても機敏に動きます。

熊の出没が多い道東では、「マツコ・デラックスウサイン・ボルトのスピードで追いかけてくる」と表現するそう。

ウサイン・ボルトとは、ジャマイカ代表の陸上短距離ランナー。

オリンピック金メダリストであり、100mを9秒台で疾走します。

 

そんな熊に、もし札幌で遭遇したらどうしたらよいか。

対処法を紹介します。

 

熊との遭遇を避けるための方法


森林に生息する熊は、通常、人間を避ける傾向にあります。人間の存在を感じ取ると、彼らは遠ざかることが多いです。

そのため、熊よけの鈴を携帯することが効果的です。

アウトドア用品店、例えばモンベルなどでは、熊よけの鈴が販売されています。

 

鈴を持っていない場合でも、大声で会話をしたり、音楽を流したりすることで、熊に対する予防策となります。

 

不審な音を聞いたら離れる


熊は、近づく人間に対して警戒音を発します。笹をかき分ける音や、警戒の唸り声を聞いたら、その場を離れることが重要です。

 

熊が出没中の住宅街を歩くなら、とにかくスマホのアラームや音楽などを鳴らすのもアリです。

 

熊と遭遇したら刺激を与えない


もし熊と直面してしまった場合、大声を出すのは避けましょう。また、急に走り去る行動も熊を刺激する可能性があるため、控えてください。

 

特に、背中を見せてダッシュで逃げるのは絶対ダメ!熊は追いかけてきます(ウサイン・ボルト級のスピードで)。

 

その場で静止し、熊の目を見つめます。(ただし、目を見るべきか否かについては意見が分かれています)

そして、ゆっくりと後退することで、熊が去っていくことがあります。

 

熊は蛇を嫌う傾向があるため、ベルトを外して熊に向かって投げるという方法も効果的です。

 

ちなみに熊が攻撃的になるのは、子熊を連れたメスが子供を守ろうとする時、または興奮した時や、食物を奪われそうになった時です。

 

札幌市内のどこで熊の出没が多いのか?

毎年の報道では、札幌市南区で熊が目撃され、その熊が山へ戻らなかったために駆除されたという事例が一番多い。実際に札幌市の公式情報によれば、南区での熊の目撃情報が最多です。

 

ちなみに札幌市では、年間で約200件の熊の目撃情報が寄せられています。ただし人間が熊に攻撃されたという報道はほとんどありません。

(2023年には旭川の近く、朱鞠内湖にいた釣り人が熊に襲われましたが・・・)

 

ただし札幌市内で観光や登山を予定している場合、熊の目撃情報に注意が必要です。

特に、市内で気軽に登山が楽しめる藻岩山では、熊の目撃情報が頻繁に報告されています。

 

そして札幌市の情報によれば、以下のルートで熊の目撃情報が報告されています。

 

  • 市民スキー場からのルート
  • 慈啓会病院からのルート
  • T6分岐点から旭山記念公園へのルート

ハイキングや登山に出かけるなら、札幌市のTwitterもチェックしておくといいですね。